理想の女性に変身する妄想をオカズに毎日励むオヤジ

分析してもらうと「ナルシス型自己愛」だそうでw 背景パンスト脚は自撮りですーwww 

女子バイトのユニフォームを着て店へ行った私


 いまから数十年前のお話。私はフライドチキンを売る有名ファストフード店でバイトしていました。
 店には女子高生や短大生など、多くのバイト仲間がいました。可愛いユニフォームに身を包んでカウンターに立つ彼女たち。高校生でも口紅や、ファンデーションをつけていたりすると私の胸はときめきました。
 店の子たちには決して気付かれませんでしたが、私は彼女たちを異性としてではなく(同化してみたい同性の対象)として見つめていました。
(できることなら自分も彼女らと同じメイクをし、同じユニフォームに身を包んで(女子)としてカウンターに立ってみたい!・・・)
 もちろんそんな夢は叶うはずもありませんでしたが、私はそのバイトを辞めることが決まってから、隙をみては事務所奥の女子更衣室の洗濯済みユニフォームの中から、自分の体に合うユニフォームを選んでは少しずつ盗み出していました。
 バイト最終日、どさくさにまぎれて、一番好きだったM子ちゃんの名札と紙キャップをいただいて私は店をあとにしました。
 家に帰ると、風呂場で手足のムダ毛を処理し、いそいそと女装を始めました。部屋の中で生まれたままの姿になり、お気に入りの小さなパンティに脚を通しました。ブラも着け終えると、新しいパンストを開封。店で一番気に入っていた美脚のM子ちゃんが以前バッグの中に入れていたのを見ておいた、同じメーカー、同じ色のそれを買っていたのですが、袋を開けるときはなんだか自分がM子ちゃんになったような錯覚に指先が震えました。仕草まで女の子らしく装いながら、きれいなベージュ色のパンストをはき終えると、私の脚はM子ちゃんの脚にけっして劣らぬ美しい線が出ていて熱い吐息がもれました。
 
 せっかくのユニフォームを初めて着るのだから女の子らしいヒップラインを出したいと、私は今日のために買っておいたショートガードルを取り出しました。パンスト脚のつま先をすべらせるとその秘めやかな感触は私を一気に女の子モードへと高めてくれるのでした。ぴったりのサイズのガードルは、私のお尻を優しくヒップアップしてくれ、つるつると輝く丸みを帯びたラインを手のひらで撫で、陶酔した気分につつまれながら私はメイクミラーに向かいました。やはりM子ちゃんを意識しながら、すべて彼女が使っているのとおなじ品番の、まずはベースを塗り広げ、次にファンデ、チーク、シャドー、マスカラ、口紅を使ってメイクを済ませると、次はいよいよユニフォームです。上衣になる半袖のブラウスはボタンが男物とは逆で、それも私の倒錯した心をせつなく揺さぶるのでした。ブラの上からブラウスをはおって胸を見下ろすと、いかにも女らしい曲線がシャツ越しに現れ、私は高鳴る鼓動を感じながらボタンをとめていきました。
 ミニ丈のスカートに脚を通してウエストの高いところに留め、赤い小さなベストを着てボウタイを結んだら、頭に紙キャップをピンで留め、M子ちゃんの名札を胸に付けました。最後に純白のソックスをはき、これもおろしたての、可愛いバレーシューズをはき終えると、鏡の中には、店でいる娘たちと同じユニフォームに身を包んだ、もうひとりの自分がたたずんでいました。
(可愛い・・・・)
 似合わないかもしれないと心配していたのに、中性的な体型の私には、女子のユニフォームが思いのほかよく似合いました。
 うれしさがこみあげてきて、私は鏡の前でいかにも女の子らしく品をつけて身体をねじってみたり、お店のみんなと同じポーズをとったりして楽しみました。
 身も心もとけていくような至福の中で、私はある甘美な想像をめぐらせるのでした。
(この格好のまま、店へ行ってみたい・・・)
 今日まで一緒に働いたバイト仲間の子たちは、女の子に生まれかわった自分をどんな目で見てくれるだろう。もし女装姿の自分をみんなが何の抵抗もなく受け入れ、そんな自分に自然に接してくれたらどんなにうれしいだろう・・・


 おずおずと店に入ってきた自分を見て、同じユニフォーム姿の彼女たちから一斉に「キャー! 」という歓声が上がり、たちまち取り囲まれてしまう自分。
「すごーい!」「可愛いッ!」などという叫びが次々に上がり、私は彼女らの好奇に満ちた視線を四方から浴びるのです。
 皆と同じユニフォームを身に着けて女の子になりたかった自分。その淫らな欲望を実行し、痴態を堂々とさらけだしてしまった自分。ところがそんな自分に非難、軽蔑どころか、よくもここまで可愛く変身したものだと賞賛し、感心しきりといった態度で接してくれる仲間たち。歓声ともため息ともつかぬ声をあげながら、頭のてっぺんから足の先まで私の全身を舐めまわすように見つめる彼女たち。
「うゎー!似合ってるー」「可愛いー」「すごいすごい!」
 皆は口々に感嘆の声をあげ、中にはこちらの腕をむんずとつかんで顔がよく見えるように引き寄せたりする娘もいます。
「わぁー、メイクも上手!」と、目を輝かせる女子高生バイト。
 少し離れてみて、「脚もきれいじゃない。 ねぇ、どうして?」と顔を覗きこみにくるM子ちゃん。 美脚のM子ちゃんに脚の美しさを褒められ、目まいにも似た喜びを感じる私・・。
 きれいな曲線が出た胸のあたりを押さえられ、
「やだ、ブラも着けてるの?」と、好奇な瞳で顔を覗きこまれ、自分は顔を赤
らめながらも小さくうなずきます。
 みんなは精一杯の女を装う自分のいじらしくも可憐な姿にうたれたものか、そんな私に対して、仲間であり、友達であることが当然のようにうちとけてくれるのです。
 
 茶目っ気たっぷりに、スカートのすそをめくりにきた仲間のひとりに、私は小さな悲鳴をあげて、顔を赤らめます。
「うわぁー、ガードルもはいてるー!」と、大きな声を上げられ、私は倒錯した悦びに胸をこがして、でも精一杯女の子を装いながら、困惑の瞳でその子を睨みかえしてやるのです・・・(おわり)