理想の女性に変身する妄想をオカズに毎日励むオヤジ

分析してもらうと「ナルシス型自己愛」だそうでw 背景パンスト脚は自撮りですーwww 

美しいBA(美容部員)になって先輩と電車通勤する私

学生時代、駅のホームで通勤途上の美容部員をしばしば見かけた。


 ある朝、セミロングの髪をアップにひきつめたひとりを目にして私の胸は疼いた。
こっそり近づいてみるとヘアピンが何本も目にとまった。トップのあたりだけで5~6本のピンがうたれてあって、手慣れたさまがいかにも女であることを見せつけるようで嫉妬心を強く煽られた。自分も髪をのばしアップにしてみたいと夢みていたが叶うはずもなかった。
 おくれ毛がピン留めされた首筋とうなじ。女としていちばん美しい時代に美容部員となり、張りのある肌へ化粧をほどこすのが仕事という境遇。ヘアメイク、制服、パンプス。全身に「女」をまとい、朝の駅の殺伐とした空気の中にメスの色香を立ちのぼらせていた彼女。私がつよく望むものをすべて持ちあわせこちらは何ひとつ持たないという現実への不満、羨望、嫉妬・・・


 私はいつしか自分も彼女と同じような体型、顔だちの同性(ただし男性器はそのまま)に生まれ変わり、ひとつ屋根の下、たとえば会社の独身寮(それは沿線にあった)のようなところで共に暮らすことを夢みた。
 身ごしらえに慣れない自分に朝、先輩である彼女はヘアメイクを手伝ってくれる。アップ髪にしたいという自分に、慣れた手際で髪をピン留めしてくれる。最後はヘアスプレーで仕上げ。
 ヒール音を鳴らしながら二人で駅へ向かう。体調が良いのか、朝から私の「男子」は勃ちっぱなしだ。スカートのお尻を揺らせて歩をすすめるたび、はちきった亀頭に下着がこすれておしっこが漏れそうな快感が走る。いきり立ちいつのまにかパンティから顔をのぞかせてしまった亀頭。内股で歩くたびカリ首の急所が擦れて心地よいしびれが走る。駅に着くころには下着をぐっしょり濡らしてしまった私。おりものシートをあててくればよかった・・
 日ごろ自分が立つ駅ホームに立つ美容部員はまぎれもない私。窮屈な女性下着に包まれたあそこを痛いぐらい膨らませたまま、なにくわぬ顔でホームに立ち手鏡を出して髪の乱れをチェックする。先輩は、メイクしたてのすべすべした頬をこちらによせて鏡をのぞきこむ。白い指で耳もとのおくれ毛を上げてくれて、こっち向いてと両腕をつかまれのチェック。アイラインたっぷりのタヌキみたいな目をくりくりさせながら「もうちょっと伸びたらまとめやすくなるね」と、自分だけに聞こえる声。


 女の香りをまとって電車に乗りこむ私はどこから見ても通勤途上の女子美容部員。唯一のちがいは私の股間のふくらみ。窮屈な下着を突き破らんばかりにいきり立つ男のしるし。窓に映る初々しい美容部員、それはまぎれもない私。おすましして右、左と ひきつめ髪のシルエットを映す。電車の揺れに身をまかせながら股間を意識し、タイトな女性下着の窮屈感を楽しむ。先輩となにくわぬ顔で言葉をかわしながら私はパンティの奥で肉棒を小刻みにしゃくって亀頭が下着に擦れる刺激を味わう。車内の客はだれ一人として目の前の女子美容部員がじつは男で、完璧に変貌をとげた自分に欲情して勃起した男の肉塊をスカートの奥でしゃくって愛液をほとばしらせているとは想像だにしないだろう。
 何枚も重ね履きした窮屈な下着を愛液でぐっしょり濡らしたまま、何くわぬ顔で談笑する私。恥ずかしい思いとは裏腹に噴き上がる愛液の心地よさ。それはもはや小さなパンティをぐっしょり濡らしガードルにまで染みだしていることだろう。お店についたら真っ先にトイレへ駈けこみ下着を替えなければ。いっそオナニーして精液を抜こうと決めるとそれが楽しみになって私は誰にも気づかれないよう、窓に映る自分にそっと微笑み語りかける。
(お店に着いたら気持ちいいことしようね。今日はもう2回目よ)
 あこがれのアップ髪にまとめた自分が電車の窓に映っている。手でそっと触れてみると、ひきつめ髪とヘアピンの感触。女になって何の違和感もなくまわりにとけこんでいる現実に今さらながら気の遠くなるような喜びがわきあがってくる。小刻みに震える赤い唇。大人びた香水の香り。ウエストをしぼった制服。自分の苗字が刻まれた胸の名札。胸ポケットには顔写真付き美容部員証とショッピングセンター入店証。
 きれいにメイクし、同じ制服に身を包み、とうとう本物の女子美容部員になった私。泣き出したいような感激が不意にこみあげ、私は先輩に気づかれないよう何度も熱いため息をつく・・つり革を握る白い手。だれにも負けない美しい女の手。おろしたてのパンストに包まれたムダ毛一本ないふくらはぎ。黒パンプスの心地よい締め付け。電車はきょうも女の私を乗せて走る・・・(おわり)